2005年9月アーカイブ

『防衛法研究』第29号

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『防衛法研究第29号(安田 寛先生追悼論集)』
2005年10月中旬発刊
定価:2,200円(本体2,000円+税10%)

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安田 寛先生追悼論集 安田寛・名誉理事長を追悼して(西 修)

平和と自由の原点を求めて
(防衛法学会名誉理事長)安田寛先生に戦中・占領・戦後を聴く(嶋村 藤吉)

日本国憲法における「行政権」の概念と国の防衛
―論争の更なる展開に向けて(山中 倫太郎)

国民保護法の理念と実践
―地方自治体の取組みと今後の課題―(浜谷 英博)

自衛官と政治的言論の自由―文民統制と中谷事件(富井幸雄)

改正自衛隊法82条の2に関する一考察―弾道ミサイル防衛法制の法的問題―(小針 司)

政党改憲案および民間改憲私案等について(池田 実)

国家機密情報に関する政府の情報秘匿特権(永野 秀雄)

イラク戦争と先制的自衛の法理
国連憲章第51条の解釈の変遷(大場 昭)

対イラク戦争(2003年)の法的問題:ゴールドスミス卿の法的評価(小林 宏晨)

ドイツ連邦軍域外派兵の法と政治(?・完)
――「NATO域外派兵」合憲判決(1994年7月12日)以後の実行と軍隊域外派遣法――(松浦 一夫)

『国際安全保障』(第33巻第2号)

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価格:1,050円(税込)、2005年9月(162ページ) ISSN 1346-7573
特集:戦略史

序文―戦略史研究の集積に向けて(赤木 完爾)
戦略を考える3つの視点―第一次世界大戦前夜の事例を中心に―(石津 朋之)
「デルカッセ外交」の再検討―民主主義国における大戦略の一例として―(奥田 泰広)
自由フランスと戦後秩序をめぐる外交 1940 - 1944年(宮下 雄一郎)
1941年におけるアメリカの対日軍事・外交基本戦略―その対日戦回避と参戦決定の過程―
1940年11月?1941年12月(深瀬 正富)
自制するアメリカ―トルーマン政権の戦後核政策―(有江 浩一)
核時代の幕開けとアメリカの対ソ戦略―情報予測評価文書を手がかりに―(八日市谷 哲生)

書  評
浅田 正彦 編 『兵器の拡散防止と輸出管理 - 制度と実践 -』(秋山 信将)
江畑 謙介 著 『日本防衛のあり方 イラクの教訓、北朝鮮の核』(西村 繁樹)
信田 智人 著 『官邸外交─政治リーダーシップの行方』(武蔵 勝宏)

批評と応答

『医師の目から見た「災害」』

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白濱龍興 著 ISBN4-931410-83-9 C3047
A5判上製 全182ページ 定価:1,980円(本体1,800円+税10%)

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未曾有の災害やテロも想定しなくてはならない今の日本だ。本書は修羅場になるだろう現場での医療活動を具体例とともに詳細に解説している。自衛隊医療陣の最高権威が語る危機への対策は全国民のための指針となるだろう。国内での災害派遣から海外での平和維持活動や人道復興支援、そして最も対応が難しいとされている生物剤を使ったバイオテロへの対処まで、読者は自衛隊医療の凄さに驚かされるだろう。 (帝京大学 志方俊之教授)

本書の内容(収録目次)
・ はじめに
・ 第一章 災害について -日本は災害の頻発国-
1 災害というものは
2 災害の種類について
3 なぜ、災害や災害対処について学ばなければならないのでしょうか
・ 第二章 災害医療について -全ては3Tから始まる-
1 災害医療とは
2 災害初期の医療
3 災害対応期の医療
4 応急復旧期およびそれ以後の医療
5 災害時の病院の役割
6 トリアージの重要性について
7 災害とテレメディスン
8 大規模災害時のヘリによる救出活動
・ 第三章 もし災害が起こったら -災害は何時でも何処にでもやってくる-
1 瓦礫の下の活動から応急復旧まで
2 自助・互助・公助
3 政府の組織の救援活動
4 非政府組織の救援活動
5 災害のために何を備えておくべきか
・ 第四章 日本の海外の活動 -カンボジアからインドネシアへ-
1 日本の海外における救援活動の略史
2 政府組織の国際緊急援助活動
3 非政府組織(NGO)の救援活動
4 PKO
5 イラク・サマーワにおける活動
6 海外の活動時の医療
・ 第五章 NBC災害 -日本は全てを経験した国-
1 NBC災害とは
2 NBC災害はなぜ怖いのか
3 化学剤について
4 生物剤について
5 核・放射性物質について
6 NBC災害と検知・除染・防護の重要性
7 もし、NBC災害が発生したら
8 実際に起こった日本のNBC災害
・ 第六章 災害時の医療資源 -人的医療資源、医薬品、装備品-
1 人的医療資源について
2 災害対処用の医薬品などについて
3 災害対処の資器材など
4 自衛隊が保有している災害対処用大型装備品
5 NBC災害用装備品
・ 第七章 災害に備えて -災害教育と災害対処訓練-
1 自然災害対処の教育・訓練
2 NBC災害の教育と訓練
・ 第八章 災害対処の今後の問題点 -連携を求めて-
1 連携を求めて
2 災害対処の機器材について
3 災害対処の教育・訓練
4 テロ対策は
【執筆者】
白 濱 龍 興 (しらはま たつおき)
自衛隊中央病院 院長。1940年生まれ、千葉大学医学部卒、同大学病院内科、順天堂大学医学部内科(消化器)を経て1971年自衛隊中央病院内科へ。以後、内科部長、外来診療科部長、高等看護学院長、陸上幕僚監部衛生部長等を経て97年自衛隊中央病院副院長、98年現職。