新刊: 『ネットワークセントリックな危機管理組織』
神 藤 猛 著
高度な危機管理体制を構築し、安全安心な社会を実現することは、日頃から国民の生命と財産を守り、最悪の事態においても危機の解消を担保し、コンフリクトや大規模災害による膨大な事後的負担を抑制することを意味します。
組織における危機管理とは何か? 多様な角度から検証します。
21 世紀の今日、新たな国境を越える地政学的脅威(民族・宗教紛争の伝播、国際テロネットワークの拡大)と大量破壊兵器の拡散に対処し、地球規模の環境破壊と大規模災害、さらに食糧・エネルギー等の資源危機に備え、安全安心な社会を構築することは、国際社会の秩序と安定、持続可能な世界経済の成長にとって必須の要件となっている。現在、先進各国は、国際安全保障環境の変化に有効に協調して対処しうるよう、限られた国家資源の中で、危機管理に要求される任務と資源配分を見直し、危機管理組織のトランスフォーメーション(変革)を行っている。(本文から)
※8月11日発売開始
A5判並製、全288ページ
ISBN978-4-931410-37-4
定価:2,310円(本体2,200円+税)