2008年10月アーカイブ

『防衛省改革』

9784931410404.jpgPKO活動やインド洋における補給支援活動など、自衛隊の海外派遣は増えています。国内の地震や災害への自衛隊の派遣に対する国民の期待も高まっています。
そうした状況下で、護衛艦「あたご」と漁船「清徳丸」との衝突、イージスシステムに係る特別防衛秘密流出、テロ対策特措法に基づく給油量取り違えや前事務次官の不祥事など、国民の信頼が揺らぐ事案が次々に発生しました。
不祥事事案については、深刻に受け止め、防衛省・自衛隊員としての自覚を持ち、責任を明確にし、二度と不祥事が起きないよう体制や管理面の不備を改善する必要があります。そのためにも抜本的な防衛省改革が必要との多くの声が湧き上がりました。また防衛庁から「省」へ移行し、国家の安全保障政策の確立と国民のための防衛省改革を検討するちょうど良い時期でもあります。
今後も継続していく防衛省改革、そして将来の防衛省・自衛隊のあり方を考えるため、これまでに取りまとめられた貴重な資料等を広く提供し、議論のさらなる深化に資するよう、一冊の本にまとめました。

『防衛省改革』
防衛知識普及会 編
A5判並製 全272ページ ISBN978-4-931410-40-4
定価=1,260円(税込)
※2008年11月5日発刊