2018年6月アーカイブ

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本多 倫彬 著
ISBN 978-4-905285-91-5
A5判 全352ページ
定価=本体3,600円+税

※お買い求めやすい並製本により再版いたしました。6/28発売。


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  本書で問いたいのは、それら自衛隊の活動領域の拡大ではない。そうではなくて、陸上自衛隊施設部隊(工兵部隊)の派遣を中心に活動が積み重ねられる中で生じてきた自衛隊の活動の質的変化についてである。すなわち、以下に集約される、より具体的な問いである。
  「陸上自衛隊にとって、初の海外派遣任務だった1992年の国連カンボジア暫定統治機構(United Nations Transitional Authority in Cambodia: UNTAC)での活動と、2017年5月に派遣部隊が撤収した国連南スーダン共和国ミッション(United Nations Mission in the Republic of South Sudan: UNMISS)での活動とは、その活動内容にどのような違いがあるのか」

【著者紹介】
本多 倫彬(ほんだ ともあき)
  1981年生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業。同大学院政策・メディア研究科博士課程修了、博士(政策・メディア)。日本学術振興会特別研究員などを経て、現在、キヤノングローバル戦略研究所研究員。秋野豊ユーラシア基金「第13回秋野豊賞」受賞。
  論文・著書に、『世界に向けたオールジャパン―平和構築・人道支援・災害救援の新しいかたち』(上杉勇司・藤重博美・吉崎知典との共編著、内外出版、2016年)
「平和の破壊者から促進者へ―東ティモールにみる平和構築における新たな軍隊の姿」(山田満編『「人間の安全保障」に向けた東南アジアの現在と課題』明石書店、2016年)、「JICAの平和構築支援の史的展開(1999-2015)―日本流平和構築アプローチの形成」(『国際政治』第186号、2017年1月)などがある。


【目次】
序章
第1章 国際平和協力の理論的・歴史的検討
1 国際平和協力とは何か
2 国際平和協力研究における主要なアプローチ
第2章 国際平和協力を取り巻く環境の変容
―新たな視点と概念枠組み
1 国際社会による国家建設の時代とその終焉
2 国連ミッションによる対テロ戦争への対応
3 国連平和維持活動
4 国連の平和活動の現在
5 秩序の(再)構築に向かう国際協力/平和構築
6 国際平和協力に求められる視座
第3章 平和構築と国際平和協力
―東ティモールにおける復興支援の希求131
1 東ティモールにおける紛争と日本の支援の概説
2 東ティモールにおける国際平和協力活動
3 平和構築における国際平和協力活動の意義と課題
4 東ティモールで形成された日本の全政府アプローチ第4章 復興支援としての国際平和協力
―イラク派遣における民生支援の形成
1 イラク戦争の概説
2 自衛隊によるイラク人道復興支援
3 平和構築におけるイラク人道復興支援の意義と課題
4 自衛隊派遣前から派遣中までの日本の対イラク支援の概観
5 イラクの平和活動における人道復興支援を通じた平和構築
第5章 経済発展志向に収斂する平和構築
―日本流の国際平和活動の基盤
1 政策文書における日本の平和構築
2 平和構築に向けたJICAの対応
3 平和構築に向けた自衛隊の対応
4 経済社会インフラ整備に収斂する日本の平和構築政策
第6章 国際平和協力の新たな展開と平和安全法制
1 国連ハイチ安定化ミッションへの派遣の開始
2 国連南スーダン支援ミッションへの派遣の開始
3 能力構築支援―新しい国際協力の枠組み
4 平和安全法制と国際平和協力
終章 日本流の国際平和活動の実相と現代の平和構築
1 本書の概要
2 国際平和協力とはどのような政策なのか
3 日本流の国際平和活動とはなにか
4 日本流の国際平和活動の展望

オリンピックと日本人の心

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鈴木 くにこ 著
ISBN978-4-905285-89-2 C0295
新書判 全224ページ
定価=本体926円+税

2018年6月23日(オリンピック・デー)発売

国際通・鈴木くにこ氏が書いた
「誰も書かなかったオリンピックと新しい日本文化論」。
これを読めば、東京オリンピックが十倍楽しくなる!

―日本国際問題研究所客員研究員
田村 重信


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二年後、二〇二〇年に、日本は二度目の東京オリンピック・パラリンピックを迎える。
その「東京二〇二〇」を勝ち取った二〇一三年のアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで、日本の代表団が、IOC(国際オリンピック委員会)総会で訴えたことは何だったか。
それは、日本の「おもてなし」の心と、東日本大震災という苦難から立ち直ろうという「復興」への人々の願いと力だった。それらの価値が、世界の人々を魅了した。
二年後に東京オリンピック・パラリンピックを迎えるにあたり、日本人全員で最高のおもてなしをして、最高のオリンピック・パラリンピックにしたいと思う。
日本人各人が自信をもち、日本人であることに誇りをもって、世界の人々を迎えられたらと願う。

  日本人で良かった。生まれてきて良かった。生きていて良かった。
  誰もがそう思える東京オリンピック二〇二〇にしたい──。

  東京オリンピック・パラリンピック二〇二〇に向かってよーい、ドン! 幕が開かれる──。

―鈴木 くにこ


【著者紹介】

鈴木 くにこ(すずき くにこ)
1965年、東京都千代田区生まれ。幼稚園から高校まで学習院で学ぶ。
高校でロータリー青少年交換計画にて渡仏。バカロレア(大学入学資格試験)取得。慶應義塾大学法学部政治学科首席卒業。
外務省国際報道課、在仏日本大使館勤務。トゥルーズ大学DEA、ヨーロピアン大学MBA取得。
衆議院議員(元外務大臣)中山太郎事務所、岡崎研究所、二松学舎大学、東京大学等で勤務。
現在は、外交・安全保障研究家として独立。高校で「国際関係」を教えたり、テレビに出演したり、国際情勢の分析レポートを執筆したり、多角的に活動。


【目次】

はじめに いよいよ東京オリンピックへ

第1章  近代オリンピックの始まり
  ピエール・ドゥ・クベルタン男爵/オリンピックは平和の祭典/メダリストと精神力/クベルタン男爵が述べた「肉体」、「精神」と「性格」/日本の「文武両道」とオリンピック/
  コラム 「新渡戸稲造とオリンピズム」

第2章  日本の初めてのオリンピック参加
  IOCの設立と日清・日露戦争/嘉納治五郎IOC委員の誕生/初参加はスウェーデン・ストックホルム大会/日本は「NIPPON」/金栗四三のギネス記録/世紀をまたぐスウェーデンとの交流/「おもてなし」恩返し/大敗は成功のもと/

第3章  箱根駅伝とオリンピック
  金栗四三選手の悔しい経験から生まれた箱根駅伝/地元の応援があってできた箱根駅伝/日本の伝統、「匠」が支える箱根駅伝/東京オリンピック二〇二〇で、箱根駅伝の夢をかなえよう/

第4章  靖國神社とオリンピック
  靖國神社の秋季例大祭/遊就館で出会ったオリンピック選手たち/名騎手・西竹一の栄光、そして戦死/ロサンジェルス五輪のメダリスト達のアメリカとの戦い/あの「友情のメダル」保持者も靖國に/女性のご祭神にオリンピック選手を見つける/アジア各地で最期を遂げたオリンピック選手達/靖国神社の意義とオリンピズム/
  コラム 靖國神社と千鳥ヶ淵戦没者墓苑の違い

第5章  皇室・自衛隊とオリンピック
  「皇國」日本/昭和天皇の開会宣言/スポーツに親しまれる皇室/国民は自衛隊を歓迎/一九六四年の東京五輪で大活躍の自衛隊/「平和の祭典」を守る自衛隊/開会式での自衛隊の役割/自衛隊出身のオリンピック選手の活躍/
  コラム 皇室外交と日本の道徳教育

第6章  復興とオリンピック
  「東京一九六四大会聖火台磨き」/「命懸け」の聖火台は五輪選手のシンボルでもある/石巻市の「復興マラソン」/「東京オリンピック二〇二〇」は子供達の希望と夢/「ツール・ドゥ・東北」とケネディ大使/真の「トモダチ」、アメリカからの支援/被災地に生き続ける「和」の心/「福島の英雄たち」/楢葉町の太鼓の響き/

第7章  日本文化とオリンピック
  羽生結弦選手の記者会見/日仏国交樹立一六〇周年/野村萬斎氏と羽生結弦選手の出会い/「道」を極める/「場」を清める/元氣のもとは「お米」/小平奈緒選手が取り入れた「和」トレーニング/日本が誇る「おもてなし」/「武士道」とは「卑怯」をしないこと/「道」の意味するもの/「平和の祭典」と日本の伝統文化/日本社会は「御神輿」文化/二〇二〇年に向けて/

第8章  政治・商業主義とオリンピック
  北朝鮮に利用された平昌オリンピック/オリンピックの時期は国際政治にご用心/商業主義のオリンピック/
  コラム 英語を使おう!

第9章  「国家」とオリンピック
  朝鮮出身のオリンピック選手/
  コラム 「国家」とは何か?
  コラム 日本の領土? 日本は「資源の乏しい、国土の狭い島国」?
  コラム 「日本」とは?「日本人」とは?
  「国旗」はアイデンティティを示す/世界最古の国歌「君が代」/
  コラム 世界地図の見方「所変われば見方も変わる」

第10章  女性とオリンピック・パラリンピック
  オリンピックも男性のみで始まった/人見絹枝選手は女性の先駆者/女性初の金メダリスト、前畑秀子選手/母親の存在なしに語れないオリンピック/パラリンピックの始まり/パラリンピックにおける女性選手の活躍/忘れられない障害者の一人、中村久子さん/

おわりに オリンピックと感謝の心
あとがき
参考資料

表紙絵  :宮本知子
総扉 題字:豊田九華