2020年10月アーカイブ

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松村 五郎 著
四六判/296頁/定価:1,760円(本体1,600円円+税10%)
ISBN978-4-909870-25-4

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警戒しなくてはならないシナリオは、北朝鮮や中国が(中略)、「多様化戦」の様々な手段を用いて、米国ができるだけ介入できないように、また日本ができるだけ米国の介入を支援できないように策を弄しながら、最終的に韓国や台湾に対する「認知領域の戦い」により(中略)併合に持ち込むというものでしょう。そのプロセスが将来「軍隊間決戦」にエスカレートする可能性(中略)のための一定の備えは必要ですが、その備えを重視するあまり、(中略)「多様化戦」の段階で負けて(中略)しまったのでは元も子もありません。(第十章「新しい軍隊」としての自衛隊とは? より)

【目次】
第一章 軍隊の役割は不変か? 
第二章 変化は戦争の違法化から始まった
第三章 戦争のあり方と軍隊の役割の変化
第四章 まだ残る「軍隊間決戦」をどう抑制するか?
第五章 「多様化戦」にどう対処するか? (1) ―国家による「多様化戦」
第六章 「多様化戦」にどう対処するか? (2) ―非国家主体による「多様化戦」
第七章 新しい軍隊(1) ―新しい軍人マインド
第八章 新しい軍隊(2) ―ネットワークで戦う軍隊
第九章 ユニークな軍事組織・自衛隊
第十章 「新しい軍隊」としての自衛隊とは?