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『核神話の返上 ―アメリカの核に頼るのか、独自に持つのか』

nuclear.jpg「核を持たなければ核攻撃は受けない」、「核廃絶・平和宣言をすれば核の心配はなくなる」と信じる人は多いものです。
しかし中国や北朝鮮などでは、核兵器やミサイルの開発・配備が刻一刻と進んでいます。好むと好まざるとにかかわらず、こうした脅威への対応を考えなければなりません。
核をタブーにしてはいけません。それは国家と国民にとって、やがて取り返しのつかない不利益を被ることにつながりかねないものだからです。
アメリカの核に頼るのか、独自に持つのか? 結論はいずれを選ぶにせよ、まず議論を啓発しなければなりません。

『核神話の返上』
防衛システム研究所 編
(核問題検討委員 主幹=松島悠佐、委員=島本順光・中村徹・樫村保貞)
新書判 全240ページ ISBN978-4-931410-41-1
定価=945円(税込)

(目次)

はじめに

第一章 わが国への核の脅威 ― 核保有国の戦略と核脅威の実態 ―
1 わが国が核攻撃を受ける危険はあるのか
2 北朝鮮の核の脅威
(1) 北朝鮮はなぜ核を持とうとするのか
(2) 北朝鮮はどのような核兵器を持つのだろうか
(3) 弾道ミサイルの開発状況はどうなっているのだろうか
(4) なぜ北朝鮮の核や弾道ミサイルが問題視されるのか
(5) 六カ国協議で朝鮮半島の核廃絶はできるのだろうか
3 アメリカの核戦略
(1) 大量報復戦略(Doctrine of Massive Retalitation)(一九四五―五〇年代)
(2) 柔軟反応戦略(Strategy of Flexible Response)(六〇年代―八〇年代)
(3) 冷戦終結後の見直し「有事配備体制」
(4) 9・ テロ以降の「先制攻撃ドクトリン」
4 ロシアの核戦略
(1) 大量報復戦略(五〇年代―六〇年代)
(2) 柔軟反応戦略(七〇年代―八〇年代)
(3) 冷戦構造崩壊後(九〇年代)
(4) 二〇〇〇年以降
5 中国の核戦略
(1) 核開発の経緯
(2) 核戦力の状況
6 イギリス・フランスの核
(1) イギリスの核
(2) フランスの核
7 インド・パキスタンの核
(1) インドの核
(2) パキスタンの核
8 中東地域の核
(1) イスラエルの核
(2) イランの核問題
(3) シリアの核問題
9 その他周辺諸国の核問題
(1) 韓国
(2) 台湾
10 核の移転・拡散、ならびに核兵器不拡散条約(NPT)の諸問題
(1) 核の移転・拡散問題
(2) 核兵器不拡散条約(NPT)の問題
11 核による恫喝の実態
(1) ベルリン危機
(2) SS―20による米欧分断
12 わが国への具体的な核の脅威

第二章 核に対するわが国の現状 ― どのような備えをしているのか ―
1 核神話による思考停止
2 核廃絶運動の積極的な推進
3 封じ込められた核議論
(1) 一昔前の核議論
(2) 最近の核議論
4 非核三原則の堅持とその矛盾
5 アメリカに依存した核抑止戦略
6 「核の傘」に信頼性はあるのか
7 北朝鮮の弾道ミサイル発射にどのように対応したか
(1) 弾道ミサイル試射
(2) わが国の対応
(3) 「ミサイルを撃ち込まれたら災害派遣」といった防衛庁長官
8 弾道ミサイル防衛体制の実情
(1) システムの概要
(2) 運用体制
(3) 将来の能力向上
9 わが国の対核防護能力の実情
(1) 原子力災害対処
(2) 警戒監視体制
10 専守防衛で国は守れない
11 核抜き防衛戦略の弊害は大きい

第三章 核戦略の模索 ― どのような対策が必要か ―
1 核に対する一般的な備え
2 アメリカの核の傘を有効に使う方法
(1) 非核三原則の見直し、「持ち込ませず」の廃止
(2) アメリカの中距離核兵器の配備
(3) 核兵器シェアリング(Nuclear Sharing)方式
3 わが国独自の核武装
(1) 目的・仮想的をどこに置くか
(2) 抑止効果の確保
(3) 技術的な可能性
(4) 国内外の諸制約の克服
(5) 核運搬手段の選択
4 敵基地攻撃能力の確保
5 対核防護能力の強化
6 将来的施策

おわりに