子ども社会研究 27号

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子ども社会研究 27号
The Journal of Child Study Vol.27 June 2021
日本子ども社会学会 紀要編集委員会

2021年6月30日発売
A5判/全308ページ/定価:2,200円(本体2,000円+税10%)
ISSN 1346-7654

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【目次】


【特集1 子ども社会をフィールドワークする】

◎特集「子ども社会をフィールドワークする」に寄せて

南出 和余


◎子育て家庭をフィールドワークする ―方法論的課題と可能性―

金南 咲季
敷田 佳子
伊佐 夏実
志田 未来


◎子どもの「経験」を調査すること
  ―インド、「ストリートチルドレン」を対象とした教育支援のフィールドワークを通して―

針塚 瑞樹


◎映像人類学による子ども研究
  ―バングラデシュ農村出身の子どもたちを記録した民族誌映画『教育第一世代』の試みを通して―

南出 和余

【特集2 新型コロナウイルス感染症緊急対策下の子ども社会】

◎特集 新型コロナウイルス感染症緊急対策下の子ども社会

白松  賢


◎コロナ禍における学校の休校と保護者の経験
  ―子どもとの関わりを中心に―

長谷川祐介


◎「オルタナティブな学びの場」からみた新型コロナ問題
  ―オンライン活用による不登校支援の可能性と限界―

藤村 晃成
内田 康弘
伊藤 秀樹


◎コロナ禍における学校生活の再構成
  ―ある小学校における教師と児童の解釈実践に着目して―

梅田 崇広

【研究論文】

◎社会階層および高校間進路格差の形成過程
  ―学歴主義的社会イメージに着目して―

山口 泰史


◎子育て支援「ホームスタート」利用者の変容プロセス
  ―自分らしい子育てに向かうための援助とは―

加藤 直子


◎子ども文化論再考
  ―「学校の怪談」をめぐる教師と子どもたちの編み合わせ―

吉岡 一志


◎保育絵本に対する母親の働きかけについての歴史的考察
  ―1960年代の『ひかりのくに』別冊付録を手がかりとして―

井岡 瑞日


◎1970~80年代の「女教師問題」と民間教育研究運動のなかの女性教師
  ―奥地圭子と鳥山敏子の所論に着目して―

香川 七海

【研究ノート】

◎「障害児保育」教育におけるジェンダーバイアス
  ―保育士養成科目のテキスト分析から―

遠藤 文子

【研究動向】

◎青年期の援助要請研究: 対人関係的観点から見た研究動向

池田 亜紗
磯崎三喜年

【書評】

○元森絵里子、南出和余、高橋靖幸編
 『子どもへの視角 ―新しい子ども社会研究―』

山田 浩之


○清水睦美、妹尾渉、日下田岳史、堀健志、松田洋介、山本宏樹著
 『震災と学校のエスノグラフィー ―近代教育システムの慣性と摩擦―』

加藤  理


○遠藤久夫、野田正人、藤間公太監修
 『児童相談所の役割と課題 ―ケース記録から読み解く支援・連携・協働―』

山縣 文治


○水津幸恵著
 『保育の場における子どもの対人葛藤 ―人間理解の共感的まなざしの中で―』

丹治 恭子


○松崎行代
 『遊びからはじまる』

川勝 泰介


○アンデシュ・ニューマン、ウーロフ・リスベリィ、ベリエ・スヴェンソン著/見原礼子訳
 『性的虐待を犯した少年たち ―ボーイズ・クリニックの治療記録―』

古賀 正義

【紀要編集委員会から】
2020年度 日本子ども社会学会 活動報告
編集後記
『子ども社会研究』投稿規定
紀要編集委員会