市場化時代の経済と安全保障

931410-32-9.jpg叢書 日本の安全保障

市場化時代の経済と安全保障
著者 関井裕二(金融アナリスト)

不安定な市場経済にいかに対処するか
「市場の暴力」を安全保障の視点から読み解く一書

ISBN 978-4-931410-32-9
A5判 全358頁
価格2,100円 (本体2,000円+税)

 安全保障を多面的、総合的に考察するためにこの巻では「経済安全保障」を取り上げ解説した。
グローバリゼーションの広がりとともに「市場経済化」が全世界的に進み、通貨危機やエネルギー問題といった「市場の暴力」という脅威が顕在化している。この新しい脅威は従来の軍事面だけから捉える「安全保障」ではとらえきれない。
国家や軍事力に視点を置いた安全保障論だけでは解説できない新たなファクターを理解するための一冊となっている。

目次
第一章 市場化時代における安全保障
第一節 拡大する安全保障概念―軍事的脅威から新たな脅威へ
第二節 冷戦後に出現した経済・金融における脅威
第三節 グローバリゼーションの諸側面
第四節 市場経済化と国家の関係
第二章 新たな脅威としての金融危機―アジア通貨危機の検証
第一節 アジア通貨危機の歴史的意義
第二節 アジア通貨危機の経過
第三節 アジア通貨危機の原因
第四節 アジア通貨危機への対応
第五節 アジア通貨危機の波及、その後の影響
第三章 エネルギー危機をめぐる諸問題
第一節 国際石油市場の変遷
第二節 アジアのエネルギー問題
第三節 国際石油市場を動かす主要国の動き
第四節 エネルギー権益をめぐる紛争
第五節 エネルギー資源をめぐる新たな動き
第四章 グローバリゼーションの進展と国家の復権
第一節 新たな脅威としての「市場の暴力」
第二節 市場化時代と国家の役割の見直し
第三節 東アジアの地域協力の行方
おわりに